すっぴんは事件か?
2008年11月に発売された姫野カオルコ氏のエッセイです。
タイトルに惹かれて、思わず借りてきました。
整形級メイクという言葉もあり、今ではすっぴんは事件だ!!と言う方も多そうです(笑)
若い子の中では絆創膏を切って二重を作っている人もいるそうで、黒目を大きくするカラコンや何やらを取ったら
・・そうなんでしょうねぇ。
事件の前に愛が冷めてしまうほどの衝撃が来そうです。
この本、刺激的な【事件】という言葉に目がいき、“ジャケ借り”から“タイトル借り”です。
図書館の本はこういった借り方ができるのが楽しいですね、読みたい本が見当たらないこともあるけれど、無料で読めるからこそのチョイスができる!!
本屋さんでは100%購入しないタイプの本です。
だってこの本、エッセイだから。
自論が展開されるエッセイは、他人の愚痴を聞いているみたいで苦手だったのですが
この本では共感できる部分も「あ!なるほど。」と、思わせる所もありまして
下ネタも入っていながら、ヤラシイ感じは無く言葉の響き(イメージ)についての考察で、なかなか着眼点が面白かったです。
日本アカデミー賞受賞作についても、作品自体の評価ではなく違う視点から疑問を呈するエッセイ。
タイトルに惹かれたわりに「すっぴんは事件か?」は、ちょっと共感できませんでした。
もう何年も前に販売されていて、目の付け所に感心させられる意味では素晴らしい☆彡
雑な言い回しもエッセイならでは・・といった所でしょうか。
サクサクっと読めるので、気になる目次をチョイスして読むのが個人的なおススメです。
しかし!次もエッセイを読みたいとは思わない。
姫野氏の作品がダメとかではなく、やはりエッセイが・・苦手。
(この本自体は着眼点が参考になり、色々考えさせられる楽しいものでした!!)
ブログもエッセイのくくり。
内容の良し悪しはべつにして、私はもっぱら読むより書く方が好きです。