不動産で使う建物の数え方

不動産の建物を数えるときの単位、いろいろありますよね。

不動産業者として使用しているものをご紹介しましょう。

 

不動産業界でよく使う単位

  1. 一軒(いっけん)
  2. 一戸(いっこ)
  3. 一棟(いっとう・ひとむね)

 

一軒

業者として多用することは少ないです。

不動産業界では、道案内の際に「この先の三軒目を左折で・・」といった風に使用しますね。

一つの建物として認識する際に使う言葉という感じでしょうか。

 

一戸

建物の中の一部屋(一軒分)を一戸(いっこ)と言います

マンションやアパートの賃貸物件でよく使う単位です。

一つの建物に部屋数がいくつあるかを伝えるときに使うことが多いです。

マンション・アパートなど賃貸物件の資料(物件概要)では総戸数として表示されることがあります。【総戸数50戸】とあった場合は一つの建物に50世帯が入居できるという使われ方になります。

一棟

建物全体の呼び方を一棟(いっとう・ひとむね)と言います

賃貸物件など主に集合住宅で使用し、部屋ではなく建物全体をさすときに使います。同じ敷地内に複数の建物がある場合にも使われます。

一戸建ての建物にも“1号棟”・“2号棟”など名称代わりに使われることがあります。

マンションなど投資物件では【一棟売り】と言った使われ方をすることが多く、その建物全部を販売対象とするといった使われ方になります。

 

 

 

これじゃないとダメ!というわけではありませんが、参考にしていただければ不動産業者との話もより伝わりやすくなるかもしれません。

一戸については“戸建て”、マンションの“一棟売り”などの言葉にも含まれていますね。
でも、不動産はまだまだ難解。

少しづつですが、衣食住の一つに含まれる不動産を身近に感じていただけると嬉しいです。

どうぞご参考までに。