物件が売れ残る理由はなんですか?
販売している不動産がどうして売れ残るのか?
この物件が売れない理由は何ですか?
最近、問い合わせでこの手の内容を聞かれることが増えてきています。
気になりますよね。
私も教えて欲しいです(笑)
もう数カ月も販売されている・・
一昨年からある物件だ・・
そう感じたら、こう思う方多いんじゃないでしょうか。
「この物件、いわくつきなのかな?」
もし、「いわくつき」物件だとした場合、
不動産の広告では「精神的瑕疵(せいしんてきかし)物件に該当します」との一文が物件資料に入ります。
精神的瑕疵とは、「見えない何かを感じる物件」「事件現場になってしまった物件」「反社会的勢力と呼ばれる方の影響を受ける可能性がある物件」
が該当します。
上記以外の「なにか」売れない原因があるのではないか?
という物件によくみられる点は下記のどれかだと思われます。
不動産が売れない原因になりそうな理由5選
騒音と感じやすい施設が近い
賃貸でも戸建てでも、ご近所でもめるのは「音」の問題。
元気いっぱいの園児たちが過ごす幼稚園・保育園だったり、便利なコンビニだったり
時間帯によってはとっても静かな時間もありますが、
人生の生活スタイルの変化によって在宅時間が変わるため、
今までは気にならなくても年を重ねると気になるようになったりします。
音に敏感な方はぜひ時間帯を変えて物件を訪れる等、ご自分でしっかり調査されることをオススメします。
またお渡しする物件資料には地図もあります、そういった施設がないかどうかも確かめるようにしてくださいね。
その他にも、ペットの鳴き声、花火、交通量、線路、イベント会場へのルートになっているなどもチェックしておきましょう。
指定学区となる学校の状況
小学校・中学校のお子様がいる場合、引っ越し先で通う学校が決まります。
その学校の状況(学力や通っている児童の様子など)で問い合わせが少ない地域になってしまうことがあります。
ただし、学校の状況は毎回同じではなく時間とともに変化するもの。
今では昔と違い複合学区や卒業近くでの引っ越しは、多少融通されるようになってきています。
大人だけの世帯など学区が関係ないお客様はあまり気にならない点と言えそうですね。
道路状況
日々仕事をしているなら毎日のこと、道路が狭くて車の出入りがしにくいと建物が魅力的でもご成約までの期間が長引くことがあります。
車の台数は一人一台になり、家族の暮らし方も今までとは大きく変化しています。
道路に、間口(道路と接している部分)も広い方が好まれます。
敷地延長(細い道の奥に広い敷地がある旗竿のような字形の土地)の場合は車社会の山梨では入替が発生したときにかなり面倒。
でも、毎回帰宅時間や出掛ける時間が一定で車の入れ替えが無いご家庭にはデメリットとは言えないですね。
特殊な間取り
特殊な間取りは自宅で事業やサロン等ができる店舗+住宅の建物、「店舗併用住宅」です。
一階の間取半分以上がガラス張りの店舗になっている、土足で出入りする仕様、調理場が広すぎる等、一般住宅向きではない物件はご成約までに時間がかかる場合があります。
店舗や事務所として探している方とマッチする場合はご成約も早いです。
ただし、店舗から住宅へのリノベーションは間取の変更が必要になることもあり、購入後に大きな費用が必要になることも。
売却を希望されている場合は、長期になる可能性も視野に入れておきましょう。
気になる建物がある地域
地域の方の雰囲気云々というわけではなく、苦手とされる方がいらっしゃる建物があります。
心理的なもの、日中・深夜の音、住まわれている方の民度、渋滞、ニオイ・・気になる点は人それぞれのため「コレです!!」と断定できません。
比較的多いと感じられるのをピックアップしてみました。
- 斎場や火葬場
- 墓地
- 団地
- 賃貸物件が多い地域
- 音が気になる建物(子供が集まる場所、コンビニ隣接、修理工場等)
これらの場所もデメリットしかない!!とは言い難いです。
人によっては気にならなかったり、家族構成によってはメリットだと感じられる場合もあるため
売却に時間がかかっていると感じたら、何か気になる建物があるのかな?と考えてみるキッカケになりそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
物件が売れ残る理由として考えられるもの5つをご紹介しました。
- 騒音と感じやすい施設が近い
- 指定学区となる学校の状況
- 道路状況
- 特殊な間取り
- 気になる建物がある地域
売れない理由も売れる理由も、結局は購入される方がどう感じるか次第。
ただ、長期間売れない物件には上記のような理由があることを知っておくと、物件選びの新しい選択肢が増えるのではないでしょうか。
ご参考まで。