三時間半の試練

先日、久しぶりに体調を崩しまして、病院へ行ってきました。

かかりつけの個人病院は時間をかけて診てくださる先生で、
インフルエンザ流行中の今は患者さんで診察室がいっぱい!

時間がかかることを覚悟し、ミステリー小説を一冊持参していきました。


が、

下をむいてじーっと本ばかりを読んでいる元気もなく、
院内のテレビを見たり、ぼーっとしたり、うたた寝をしたり・・

そうこうして、診察室に呼ばれたのは三時間後。


先生、私のこと忘れてたでしょ?

病状や体調によって呼ばれる順番が異なりますといった張り紙はしてあるものの
私の直前に受付した男の子が点滴を終了して私の目の前を通って帰って行ったのをみて、
まだ診察室にも呼ばれない私は、具合が悪いながらも「え、受付の順番ってなんなの?」と思ってしまう。

もちろん、待合には私と同じくらいのタイミングで来院された患者さんは見当たらず。
みんなどこ行ったのよ?あなたはもう帰れるの?あたしの順番はいつ?状態。



それも毎回。
ということは、ひょっとして・・


「私は具合が悪くても、具合が悪そうに見えない 」からなの?


今度病院へ行くことがあったら、
ノーメイクの髪ボサボサの状態で、ある程度“具合最悪で椅子に座ってもいられないアピール ” か、
“ 待っている間に体調悪化でもう死にそうアピール ” をしなければならないのかもしれません(笑)

本当に体調が悪い人は何もできない。
本を読んでいられるのは、まだ元気な証拠!なんでしょうか。

具合が悪いけど暇に耐えられず、ついつい読書にはしる患者もここにいるのですけど(笑)


さて、どうすれば伝わるのでしょう?


ちなみに、持って行った文庫は4話中2話と3話の半分を読了。
奇遇にも手に取ったタイトルは「戸津川警部の試練」
私は「待合室での試練」

本の主人公も、読み手も試練に耐える。
我ながら何とも言えないチョイスでした。

会計まで含めると三時間半のお昼過ぎ、もちろん近所の処方箋受付も激込み。
空腹も追加され計4時間の試練となりました(笑)


体は大切、早く元気になって息苦しいマスクとサヨナラしたいです。
2.3日はお見苦しいマスク姿ですが、どうぞ宜しくお願い致します。