間取図を公開しない理由

一戸建て住宅を探していて、建物外観の写真はあるのに肝心の間取り図が無い!!

とイラッとする方、いませんか?

 

 

不動産会社の怠慢じゃないの?なんて思いがちなんですが

間取り図をあえて掲載しないこともあります。

 

建物の間取り(3SLDK、4LDK、1Rなど・・)は掲載必須項目です。

ですがこれだけではわかりにくい。

家族の部屋割りとか、お気に入りの収納家具が置けるか?とか、前向きに検討するために

間取図ってとっても大切。

 

ではなぜ掲載されていないのでしょう?

そんな大切な情報が詰まった図面をあえて掲載しない理由を考えてみました。

 

間取図のを公開しない理由3つ

1、売り主様が居住している

2、間取りがわかる資料が無い、あっても建築後にリノベーションしていて手元の資料と現況が一致しない

3、資料請求して欲しいから

 

売り主様が居住している

不動産売買物件として販売されている建物(中古住宅)は全て空き家ではありません。

100%空き家は新築くらいです。

住みながら販売する場合、家の中の間取りを公開して丸見えになってしまうと防犯上のリスクが考えられます。

スパイ映画では必須の図面・・住んでいる状態で間取り図を公開すると家の状態が現地に行かずとも丸見えになってしまうんです。

売り主様の立場としては少々心配ですよね。

ただ、ネット上には公開しなくとも問い合わせをして頂いた方にお渡しする資料として、ご用意はしています。

中には居住中にもかかわらず間取り図を公開している物件もありますね。他社様の対応はわかりませんが、こういった物件は事前に許可を取っているのではないかと思います。

間取図を公開する・非公開にするのでは反響数も異なります。公開するメリット・デメリットはしっかり理解しましょう。

 

間取りがわかる資料が無い、あっても建築後にリノベーションしていて手元の資料と現況が一致しない

大体の間取り図は資料からスキャンして公開することが多いです。

実際に現地を見てもらえればわかることから、賃貸物件より間取が複雑な売買物件(一戸建て)になるとスタッフの方が間取を調べてイチから作成する会社様は少ないように思います。

資料があっても、洗面の位置を変更したり増築で間取りが把握しにくい、間取図はあるけど資料の状態が悪い(薄すぎて読み取れない等)などの物件は掲載しないこともあります。

 

 

資料請求して欲しいから

間取図は購入判断するための大切な資料、だからこそお客様からの問い合わせを得るための好材料ともなります。

最近では問い合せ欲しさに情報を出し渋る会社様は少ないのではないでしょうか。

当社では、間取図データがある空き家物件でも売り主様からの公開NGがある物件は掲載しません。理由なき出し渋りは不動産会社・お客様双方にとってデメリットが多いと感じます。

 

 

以上、理由3つをあげてみました。

販売されている建物に売り主様が住んでいるかどうかは、資料に記載があります。

不動産資料の【現況欄】に【居住中】の記載があるものは、売り主様が住んでいます。居住中でない場合は【空き家】です。

 

ご参考まで、この情報が不動産選びの参考になれば嬉しいです。