不動産の用語のこと

耐震・免震・制振構造の違いは?

耐震構造・免震構造・制振構造はそれぞれ地震の揺れにどう対処するかが異なります。

地震に対して【耐える】【和らげる】【吸収する】の3つあり、今ではマンションだけでなく一般住宅にも免震や制震構造が採用されるようになってきました。

耐震構造 地震の曲げ・ねじりに対して建物が歪まないよう、柱・はり・壁などで強化し、地震に十分耐えられる強度にする構造です
免震構造 地面と建物の間に積層ゴムなどを使った免震装置を設置して、免震装置が地震の揺れを軽減することで建物への揺れを和らげる(共振しない)構造です
制振構造 建物に地震の揺れを軽減するダンパーを設置し、揺れを吸収する構造です

 

資料で見かける上物ってなんですか?

上物とは、対象の土地にある建物を指す言葉で、“ジョウモノ”ではなく、“ウワモノ”と読みます。
以前は物件資料にもよく使用されていましたが、良いものを指す“ジョウモノ”と勘違いされる方が多くいらっしゃったため、最近では【古家あり】という表示が使用されるようになりました。

契約と成約の違いは?

契約成約は、どちらも対象となる不動産が【売れた】際に使われる言葉ですが、 大きな違いは行為を表す言葉か?状態を表す言葉か?になります。

契約は、不動産(売買の対象となるもの)を購入する買主様と売却する売主様がこの条件で売買しますという書面(契約書)を合意の上で取り交わす行為をいい、
成約は、契約後の物件の状態をさす言葉です(各会社様によって成約へと変更するタイミングが異なります)

不動産では、売主様・買主様間で売買内容が書かれた書面を取り交わす「契約」後に、 物件の表示が販売価格から「成約」に変わります。
※アイディーホームの場合

売主・買主ってなんですか?

単純にいうと、売主は売買契約で不動産を売る人(品物を売却する人)、 買主は不動産を買う人です。
それぞれ、買い手・売り手、売り方・買い方といった呼び名もあります。

不動産では、登記簿謄本上の売主が必ずしも正規の売主ではない場合がある為、取引は必ずプロに仲介してもらいましょう。

買付証明書って何?

買付証明書は、物件を購入したい人が、物件を所有している売主様へ購入する意思があることを伝えるために発行する書面です。これには、

・物件の所在(住所・地番・面積等)

・購入希望価格

・支払方法と時期

・契約希望日

・その他の希望条件等

を記入し、購入希望者の署名捺印をします。最近では、購入申込書とも呼ばれているようです。
この買付証明書は、購入希望者様へお渡ししますので、 購入の意思がありましたら、お気軽に担当営業までお声掛けください。(当社の場合)

DKとLDKの違いは?

DK(ダイニングキッチン)とは、台所と食堂の機能が一室に存在している部屋、

LDK(リビングダイニングキッチン)とは、DKに居間が加わった台所・食堂・居間の機能が一室に存在している部屋になります。
主な違いは、その一室の中に居間の機能があるかないかということです。
DK・LDKとも、最低限必要な広さの目安が公正取引協議会にて定められています。

居室・寝室 DK LDK
1部屋 4.5畳 8畳
2部屋以上 6畳 10畳

 

物件資料に記載されている引渡しの「即時」は契約締結後、すぐのことですか?

引渡し条件の「即時」とは、決済後すぐのことです。 契約を締結しただけでは引渡しはできません。
原則は代金の支払いと同時に物件の引渡しが条件になりますので決済(売買代金を全額支払う)を行った時に引き渡しになります。
但し、抵当権その他移転を阻害する登記の抹消ができる事などが条件になります。

他に、〇〇許可後、〇〇年〇〇月〇〇日以降の引渡し など、法的な許可や売主様のご都合などによる条件がないものを言います。

ウォークインクローゼットと納戸の違いは何ですか?

建築基準法では居室の採光基準・最低限の天井高・換気などがありますが、住宅の居室としてこれらの基準を満たさない部屋を総称して納戸と呼んでいます。

納戸のもともとの意味合いとしては、“衣類などを収納する部屋”といったところでしょうが、実際には他の部屋と同様の内装がしてあり、昼間でも少し暗い所以外は他の部屋と変わらない場合もあります。

ウォークインクローゼットは、そのスペースに人が立って入り、歩きながら収納ができる納戸の事を言います。

新築住宅と中古住宅の違いはなんですか?

新築したばかりの建物と既に居住している状態の建物は、比較的新築中古住宅かの区別は容易に付けることが出来ます。
基本的に中古住宅とは、完成後一年以上経過しているものをいいます。

しかしちょっと分かりにくいので例を挙げますと、中古住宅とは、未入居で築後一年以上経過している建物又は一年以内でも使用者に所有権移転された建物、所有権を移転しなくても居住した建物の事をいいます。

住宅を購入する場合、既に建ててある住宅はほとんどが建売の新築住宅であると思われます。しかし新築建売の場合でも完成してから一年を経過した時は、未入居であっても中古住宅の扱いとなります。


よって新築住宅とは、完成後一年以内で未入居である建物の事をいいます。建物の登記は、建売業者の表示登記のみがされている場合と表示登記、保存登記までされている場合もあり、又まったくの未登記である場合もあります。
未登記の場合は、その建物の完成年月日が明確にわかりにくい為、近隣の住人に完成日を尋ねるか業者を信頼するしかないと思います。
また、登記されている建物でも、完成後期間を空けて登記する場合もありますので、業者に完成年月日を確認されると良いでしょう。

公道・私道・位置指定道路の違いを教えてください

まず、公道は国で所有している誰でも使用できる一般道路です。

私道は所有者が決まっていて、所有者のみ使用できる道路です。

位置指定道路は道路に隣接している複数の所有者が均等に所有権を持ち使用できる道路です。
位置指定道路は行政に許可申請が必要となります。