建物構造のRC造やSRC造って何の意味?

建物構造のR・S・C・Wは何を意味してるの?

    建物を建てる際に基本となる構造。   一般的に【住宅】は木造というイメージですが、不動産の広告をみると、SRC造とかRC造とか。。           ハッキリ言って、よくわからない!   もー!【R】とか、【S】とか、いったい何の暗号なのよ?!   という方の為に、今回は、各構造の意味とメリット・デメリットをご説明します。       物件資料で見かけるRC構造やSRC構造などは、   パイプスペース(配管スペース/Pipe Space)や、DIY(自作する/Do It Yourself)などと同じように   英語の頭文字をとって表示されています。     なので、個々の単語を覚えてしまえば、あとは簡単!   下記の5構造が物件資料で多く見られる構造です。     ※構造とは、建物を建てる際に建物全体を支える骨組みのことです。 この構造に何を使用して建てられているかを表示したものが物件資料にある「○×構造」になります。 (例)構造に鉄骨を使用している⇒S構造  

W造 木造 Wood
RC造 鉄筋コンクリート造 Reinforced-Concrete
SRC造 鉄骨鉄筋コンクリート造 Steel Reinforced-Concrete
S造 鉄骨造 Steel
RS造 一階がRC造、二階がS造のような混合構造 Reinforced-Steel

  (Reinforcedの意味:強化する・補強する)       構造が違えば、それぞれの特性も違います。   では、構造ごとのメリットデメリットもこの機会に知っておきましょう!  

構造別ごとのメリット・デメリット

  W造・RC造・SRC造・R造のメリットデメリットです。 一般的によく言われている内容をまとめました。   RS造は混合構造なので、今回は上記4つの構造のみになります。    

木造(W造) 柔軟性や粘り強さがあり、手入れにより長年の使用が可能
鉄骨造(S造) 広い空間を確保できる、振動を伝えやすく火に弱い為耐火被覆が必要
鉄筋コンクリート造 (RC造) 形状の自由度が高く、耐火・遮音性に優れる 費用が割高
鉄骨鉄筋コンクリート造 (SRC造) S造・RC造に比べ、耐震性能が高い 工期が長い

  中でも、一般住宅では工期の短いW造(木造)   その中でアール部分がある特殊な部屋などが欲しい場合は、自由度の高いRC造。   店舗など、広い開口が希望ならS造、マンションでは耐震性に優れたSRC造が多いです。   それぞれに適した構造で建物が造られているんですね。       沢山の構造がありますが、やっぱり木造が多いのは、   木のぬくもりが好きだったり、日本の風土に合っているからなのかもしれませんね。       構造の詳細やご相談は、建築会社・ハウスメーカー様へご相談されることをお勧め致します。 ご参考までに。