物件探偵
乾くるみ氏の【物件探偵】を読みました。
2017年2月発売です。
タイトルに【探偵】と入っていますが殺人事件の犯人捜しものではありません。
始まりは不動産の物件情報チラシで物件を見つけるところから。
売買の話が多い中、賃貸の大家さん側のストーリーもあり!
悪徳不動産や、住民が考えたマンションの為の行動やら、よく思いつくものだなぁと思いながら読んでいました。
話の始めにはメインとなる物件のチラシが掲載されていて、室内の描写がイメージしやすい工夫も。
ストーリーの概要はこんな感じです。
- 主人公が不動産を購入後に小さな謎が出現!
- 「これはどーゆーこと!?」となった絶好のタイミングで、不動産の気持ちがわかると言う謎女、「不動尊子」登場!!
- 鮮やかに謎を解決と同時に物語も完了
彼女がいつも身分証明として提出するのは【宅建士証】、いやそこは名刺でしょ!!と思いつつ。
そこはそんなにこだわる所なの!?みたいな細かい描写で不動産の一部が学べます。
この絶妙なタイミングで登場する謎解き係の不動尊子が何者なのかは一切触れず、
サクサクと物語が終了するのはフィクションならではですね。
全て悪徳業者なのだろうか・・と思ったら、素敵なお話もありますので大丈夫^^
不動産が好きな方と不動産業者様、ぜひどうぞ!
私の知る限りではこういうパターンは無かったので、
この本を読んだ後に「不動産って怖い~」という感覚は不要です。フィクションですからね。