不動産売買契約書の修正方法

どんな書類でも、どんなに気を付けていても間違ってしまうことはあるもの。

高額な土地や建物を売買する不動産業界は、世界に一つ!あなただけの不動産売買契約書を作成することになります。

 

コピペができない内容だからこそ、ごくまれに不備が発見されることも。

 

契約書

 

さて、この契約書。

どうやって訂正するかご存知でしたか?

 

普段の生活で間違ってしまった場合は消しゴムで消したり、修正テープを使ったりすることがありますよね。

しかし、契約書にシャーペンで署名はしません。

そして、修正テープでの修正は以前の文字が見えなくなってしまうため、使ってはいけません。

もうお分かりでしょうか?

正解は、口座振替依頼書の修正と同じように二重線で消して正しい文字を書く方法になります。

 

しかし!!

 

契約書はそれだけではありません。

二重線で正しい文字を書いた後、どこを修正して何文字消して何文字追加したかも記載しなければなりません。ここが大きく異なる所です。

 

こんな単純な間違いは100%考えられないのですが、あえて例としています。

 

契約書修正例

 

この例は一文ですが、契約書は文章になっていますので、削除の前に何行目と記載します。
下のハンコは契約当事者のものになり、契約書の署名捺印で使用したハンコと同じものを使用します。

 

こうやって、経緯なども漏らさず記載していきます。

ちなみに、部屋を借りる際の賃貸借契約書も同じ方法で修正します。

 

 

間違いがあってはなりませんが、訂正も含めてしっかり記録することが大切なんですね。

知っていると知らないでは大きく違う不動産の豆知識、どうぞご参考まで。