不動産、使ってはいけない特定用語とは?
不動産の広告をご覧になったことありますか?
チラシの中には色んなことが書いてありますが、
不動産広告には表示しなければならない項目にさまざまな規制があります。
その中で、“こんな言葉を見かけたら注意”のポイントが幾つかあるのですが
本日はその一つ、「特定用語」と呼ばれるものをご紹介します。
特定用語には使用基準があり、
当該表示内容を裏付ける合理的な根拠を示す資料を現に有している場合
を除き、下記に並べた言葉は使用しないようにと決められています。
全て覚える必要はありません、「こういう言葉って、ダメなんだぁ!」
そういった感覚でみていただければいいと思います。
物件の形質、他の内容、役務の内容について
【完璧】【絶対】等、全く欠けるところ・手落ちがないことを意味する用語
完全完璧な施工をしました!(ダメな例)
物件の形質、その他の内容、価格、取引条件や事業者について
【日本一】【超】【抜群】等、競争事業者の供給するものや競争事業者より優位に立つことを意味する用語
山梨県甲府市の建物仲介取引実績が平成××年度第一位です(条件をクリアしていれば表示可能な例)
※この場合、取引実績を客観的な調査手法で実証されていれば表示可能になります。
物件について
【特選】【厳選】等、一定の基準により選別されたことを意味する用語
物件の形質、その他の内容、価格、取引条件に関する事項について
【最高(級)】【特級】【極】等、最上級を意味する用語
※この場合、表示内容を裏付ける合理的な根拠を示す資料がある場合でも、その表示内容の根拠となる事実を併せて表示する場合に限り使用が可能です
物件の価格または賃料について
【お買い得】【堀出し】【格安】【激安】【安値】等、著しく安いという印象を与える用語
物件について
【完売】等、著しく人気が高く、売れ行きが良いという印象を与える用語
ちょっと数が多かったですが、
- 「今、これを買わないと損する!」
- 「この土地を激安価格で販売します!」
- 「キッチンの最高級品です!」※根拠なく表示した場合
こういった、購入者に誤認や混乱、購入をあおるような表示をしてはいけないということなんですね。
今、検討されている不動産会社さんは、公正表示をしっかり行っていますか?
不動産会社を選ぶ判断の一つに
「公正な表示を行っている会社を選ぶ」を追加しておいてくださいね。