相続で気づきにくい「デジタル遺産」
終活、誰しも避けて通れないものですね。
終活は残された方に自分の意思を伝えるもの、沢山のコレクションを処分していいのか?寄付する先があるのか?
葬儀にお金をかけたいのか?等々・・
今まで資産は家族から見えるものでした。
通帳に印字された金額や紙の株券だったり、陶器製の貯金箱に不動産の権利証だったり。
それが、最近では見えなくなってきているのです。
どういう事でしょう?
なぜならば、モノから電子になったから。そう「デジタル化」で存在が電子の世界に移行してしまったからです。
デジタル資産ってどんなもの?
- ネット銀行の預貯金
- 通帳の無い銀行預金
- 証券会社(ネット証券)の有価証券
- 暗号資産(ビットコイン等の仮装通貨)
- 有料販売の電子書籍収益
- ブログやyoutubeなどの収益
- NFT(ブロックチェーンによって偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ)
所有・管理している本人はあまり「デジタル資産」を持っている感覚は無いのかもしれないですね。
傍からみたら見えないものは全て該当しそうな気がします。
相続は資産だけではなく負債もあります。
見えない負債として身近なもの
- サブスク(定額課金制)の支払い
通帳から引落しになっていると気が付きやすいですが
ネット銀行から引落し、ペイペイなどの電子マネーで支払っていると見えなくなってしまいます。
そして、使い道によっては資産になりうるであろうモノがまだまだ・・
終活で忘れてはいけない整理の対象2つ
- PCやアプリのデータ
- SNSアカウント
写真データの中にある世にも珍しい奇跡の一枚や、沢山のファンがいるSNSアカウントは
今後売却したり広告宣伝に使えたりするなど使い方によってはお金になるため、資産の卵という感じでしょうか。
ともあれ、ほとんどのデジタル資産は一番身近なスマホの中にありながら
一番忘れてしまいがちと言えます。
大切な資産なのにね。
大事な時に漏れてしまわないよう、しっかりと把握しておきましょう。
スマホの中も家財と一緒にいいタイミングで断捨離してみるのがオススメです!
ご参考まで。