お酒が飲みたくなる本

こんにちは、今年も例年通り頬がカッサカサになった花粉症の丹沢です。

こんな時期はお出かけよりも自宅でのんびり読書などいかがでしょう?日向ぼっこで読書が最高です(笑)

 

今回はお酒が飲みたくなる本を2冊ご紹介します!

天上の飲み物

主人公は若い男性、出てくるお酒は「甲州ワイン」

そう、山梨のワインです!!

 

酒屋に就職した彼がワインを語る・・その彼にはある事情があり

彼の行動にもある思考がからんでくる。そこから紡ぎだされる言葉がなんとも面白いのです。

彼は山梨でワインを楽しみながら生きる予定だった、その彼がとある人に出会った今が物語に書かれています。

 

人生100年になりつつある昨今、そして体もサイボーグ化が当たり前になるのかも。

そうしたら我々も彼と同じような思考になるのかもしれません・・。

 

本の内容は重いものでは無いのでご安心ください、むしろ笑えます^^

あまり解説してしまうとネタバレになってしまう30ページにも満たない本ですので

お昼休みにサクッと読んではいかがでしょう?

夜は短し歩けよ乙女

「恋せよ乙女」はよく聞きますが、こちらは「歩けよ乙女」です

主人公は表紙にも描かれている黒髪の乙女とその乙女に恋する先輩、出てくるお酒は「偽電気ブラン」

あ、この偽電気ブランは本の中での架空のお酒です。

電気ブランというお酒は実在しています^^

 

この偽電気ブランを飲んだ時の彼女の表現が秀逸で、飲みたくなってしまうのです。

口に含むたびに花が咲き、それは何ら余計な味を残さずにお腹の中へ滑ってゆき、

小さな温かみに変わります。

それが実に可愛らしく、まるでお腹の中が花畑になっていくようなのです。

飲んでいるうちにお腹の底から幸せになってくるのです。

夜は短し歩けよ乙女より引用

 

どう?こんな一文読んだら、お酒飲みたくなっちゃいません?

この本の「第1章:夜は短し歩けよ乙女」が飲み歩きの一夜の物語になっていて、その他にお酒はあまりからんできません。

恋愛小説のこの本は、語り手が主人公の黒髪の乙女と先輩が交互に入れ替わり

一部ファンタジー要素が入っています、なんとアニメ化もされたそう。

舞台は京都。

この本を読んで、昔旅行先で「四条通り」を「ヨンジョウ」と言い間違え、お店の方に「シジョウ」と訂正されたことを思い出しました。

・・不動産あるあるでしょうか。

 

こちらは304ページと長めではありますが、二人の想い違いにヤキモキしつつ、表現豊かな日本語を楽しみつつ読める本です。

京都の地理が分かる方はとても入り込める作品だと思いますよ!

 

以上2作品ご紹介しました!

お酒好きの皆様、ぜひこちらもご堪能くださいね。